自社のホームページどうする?
現代はスタートアップ全盛期!小さくても大きな可能性を秘めた会社がたくさんありますよね。若い方々が前向きに起業する姿勢はなんとしても応援してあげたいです。国も、経済産業省がスタートアップ支援策として様々なアプローチで支援してくれる体制が整いつつあるようです。私は個人事業主として開業届を出し、その数ヶ月後に船橋商工会議所に入会しましたが、入会の際にURLの記入を求められました。これは実態があるかないかの確認に必要らしく、その場ですぐにアクセスして私の「梅デザインスタジオ」のサイトをほぼ全ページ見て頂きました。
私たちは日々、様々なサイトにアクセスしています。何をするにも取り敢えず検索、検索….これが良いのか悪いのかは別として、WEBサイトありきで世の中からは見られているという事を、起業する側は意識しないといけない訳です。
経済産業省スタートアップ支援策へのリンクはこちら
意味不明なWEB用語
中小企業のWEB担当者がクラウドソーシングなどで制作者を探すときに、一番イライラするのがこの意味不明なWeb用語ではないでしょうか?その人のスキルを見ても「イラストレーター5年・フォトショップ10年」「HTML・CSS・PHP・JavaScript・WordPressカスタマイズ・CMS」なんて書いてあっても「だから何ができるんですか?」って思いませんか?分からないから困っているのに、更に困惑するような用語ばかりですよね。この記事では、搬出用語の一つを取り上げて分かりやすく解説したいともいます。
CMS?レスポンシブ対応可とは?
まずはCMSについて..
CMS=Customer Management Systemの略ですが、そもそも「CMSができます」と言っている制作者は、何をどう実現してくれるのでしょうか?
コンテンツ・マネージメント・システムとは、早い話がホームページに表示されている内容を、自分で書き変えができるよん🎵という事です。例えば、あなたの会社のホームページに「スタッフ紹介コーナー」を表示させたいとします。でも、その紹介したスタッフが退職したり異動したらどうしますか?またスタッフ紹介コメントを変更したくなったらどうするのでしょうか?若しくは、あなたが経営するカフェのメニューを、季節毎に変更したかったらどうしますか?それに仕入れ価格の値上げに伴って、表示価格を値上げせざるを得ない状況になったら、一体どう対応するのでしょうか?下の画像は歯科医院のでもサイト・スタッフ紹介のコーナーです。
そんなサイトオーナーさん達のお悩みを解決するのがCMSです。上の画像の通り、赤枠内のテキストは全てご自身のパソコンで表示の更新作業が完了します。CMSを導入していないサイト(静的サイトとも言う)の場合、表示変更は「専門的な知識のある制作者=ファイルを編集できる人」が行います。自分ではほぼ不可能です。つまり、更新したい場合は全て制作元に仕事を発注しないといけませんし、その都度お金が掛かってしまいます。
CMS導入をすべきかどうか?
つまり自社サイトにCMSを導入すべきかどうかは、更新作業の頻度に依ります。画像ではスタッフ紹介を取り上げましたが、自分で更新するのも負担になってしまうのであれば、そもそも変更が伴うテーマを予め避ければ良い訳です。歯科医院で大切なのはやはり「院長のご挨拶」です。院長はさすがに異動はしませんし、経歴の表示は頻繁に変更すべきところではありませんよね。またカフェのサイトでも、コーヒーの銘柄や焙煎方法、豆の産地情報などに絞って、細かいメニュー表示をしない、という選択肢もあります。季節限定メニューを季節毎に変更してお客様の関心を惹きつけるのか?それとも定番であるコーヒー豆で勝負するのか?それはそのお店によって特色が異なります。自社WEBサイトはその会社や店舗のブランディングです。ご自身の打ち出したいイメージや想いは何か?それに依って内容が決まり、その表示内容で更新作業が多ければ、多少割高でもCMSを導入し、さほど多くなければ導入せず、最初の制作費用を抑える事が可能になります。
CMSならWordPress
ではCMSを導入するにはどうすれば良いのか?それは中小企業の皆様でしたら、WordPress一択になります。数多くのプラグインがあるため拡張性が高く、使い易いのが何よりも特徴です。オープンソースで全て手の内が明らかになっている為、セキュリティ対策は万全に行わないといけませんが、その使い勝手の良さから国内では80%を超えています。また大型のサイトでも採用されており、有名な会社名を挙げるとThe Walt Disney Company・BBC America・TechCrunch・The New Yorker・Microsoft News Centerなどがあります。興味のある方は、これらのサイトにアクセスしてぜひご覧ください。拡張性の高さが実感できるはずです。かつては「Movable Type・ムーバブルタイプ」というブログのプラットフォームが成功を納めていましたが、商用ライセンスにこだわりすぎた為、人気が急落したCMSもあります。現在でも使い続けているファンはいますが、カスタマイズできる技術者が少ない為、ほとんど利用されなくなりました。ですので、CMSを導入するイコールWordPressを使うと思っていて間違いありません。
レスポンシブ対応について
レスポンシブ対応とは「Responsive=機敏に反応」の通り、どんなデバイスにも素早く反応し、表示崩れが起こらないようにファイルを制作します、という意味です。今でもたまに古めかしいサイトをスマホで見ると、文字が小さすぎて読めない場合がありますよね。これはパソコン表示のみを想定されて作られたファイルだからです。または「スマホ表示に切り替える」などのボタンがある場合は、URLをスマホ用とパソコン用に分けて開設している場合もあります。これらはつまり「レスポンシブ非対応のサイト」です。そもそも現代では様々なデバイスが登場し、スマホとPCだけではなく、タブレットも大型・小型両方ありますし、サムスンからは二つ折りスマホも出ていてビジネスマンに人気があります。現在は1つのURLで、どんな画面幅にもきちんと対応して表示ができるレスポンシブデザインが当たり前になっています。サイトのオーナー様にとって2つのURLを管理するよりも、1つの方が管理し易くなるはずです。つまり、「レスポンシブ対応可」と書いてあったら、どんなデバイスでもきちんと表示できるように作ってくれる人だと思ってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
WEB制作で搬出する用語解説はいかがでしたか?